昆虫や動物を飼った時、その生き物はどんな食べ物を食べて生きているのか調べる。
その餌はその生き物が生きるために必要な栄養素や身体に合った食べ物であるといえる。
身近なペットである犬。その餌といえばドッグフード。
犬を飼いたくなってYouTubeで色々な情報を探っていると、犬も歯磨きが必要だという。
犬も人と同じで生きるためにあれこれ必要である。と思っていると、ふと疑問に思う。
自然界の犬も歯磨きをしているのだろうか。
やはり歯ブラシと歯磨き粉はスギドラックで買ってるんだろうか。
うん、そんな訳はない。
であればなぜ飼われている犬は歯磨きが必要で、野生の生き物は歯を磨かないのか。
違いといえば食べ物である。タイで捨てられた犬をボランティアで面倒をみているお寺があり、
そのお寺の人が興味深い話をしていた。
「ドッグフードを食べさせると犬が病弱になる。だからうちではドッグフードを与えていない。」
少々驚きだが、よくよく考えてみると自然界にドッグフードは存在しない。
つまり野生の犬はドッグフード以外のものを食べているので、当たり前といえば当たり前である。
では犬は何を食べているのか。犬は(犬種にもよるだろうけれど)狩りをして肉を食べている。
骨まで食べる。それが犬が長い間食べてきた食べ物であるといえる。
肉にはお米などの穀物に含まれる糖質がほとんど含まれず、 虫歯の原因になる糖質が少ないので
虫歯にもなりにくい。(のだろう)
だから自然界の犬は歯磨きが不要で、ドッグフードを食べている犬は歯磨きが必要になる。
これは個人的な話しになるけれど、風邪で寝込んで起き上がる事もままならない状態が
１週間程度続いた時、歯磨きもできず、口の中がすごい状態になっていた。
食欲もなく体重も落ち続けていた時、りんごを食べたくて、 カットしたりんごを食べた。
汚い話だけれど、りんごを食べたことで歯の周りに付いていたヌルヌルが取れ、
ツルツルになって驚いた事を覚えている。
つまりある程度硬いものを食べると自然に歯も磨かれるのだという事を気付いた。
犬も骨までバリバリ食べている。
ああやって骨までバリバリ食べることで、歯石なども取れるのだと思った。
やはり動物はその生き物が長い間食べ続けてきたものが、一番その生き物に適した食べ物であると
納得したのである。
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